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エレベーター改修の要「制御盤の更新」とは?徹底解説!

皆さんこんにちは!

 

埼玉県さいたま市を拠点にエレベーターやエスカレーターにおける修理・部品交換などの改修・リニューアル工事を行っている

株式会社ネクスト、更新担当の富山です。

 

 

 

エレベーター改修の要「制御盤の更新」とは?徹底解説!

 

 

 

1. 制御盤の役割とは?

 

エレベーターに乗ると、私たちは「行きたい階のボタンを押すだけ」で簡単に移動できます。


しかしその裏では、制御盤(コントローラー) と呼ばれる頭脳のような機器が常に働いており、

  • どの階から呼ばれているか

  • どのように加速・減速するか

  • ドアをいつ開閉するか

といった動作を一瞬で判断・制御しています。


言い換えれば、制御盤は エレベーターの心臓部であり司令塔 です。


2. 制御盤の老朽化によるリスク

 

制御盤は電気部品や基板で構成されているため、長年の使用によって必ず劣化します。


代表的な不具合は以下の通りです。

  • 動作の不安定化:ドアが正常に閉まらない、誤作動する

  • 停止トラブル:突然エレベーターが動かなくなる

  • 修理部品の入手困難:旧型制御盤はメーカーが製造中止している場合が多い

  • エネルギー効率の低下:古い制御方式では消費電力が大きい

こうした不具合が放置されると、利用者の安全にも直結するため、15~20年を目安に更新が推奨されています。


3. 最新制御盤への更新で得られるメリット

 

制御盤を最新機器へ交換することで、多くの改善効果が期待できます。

  • 動作の安定性向上
     最新のインバータ制御で、加速・減速がスムーズに。

  • 省エネ効果
     不要な電力消費を抑え、最大30~40%の省エネ化が可能。

  • 快適性アップ
     振動や騒音を低減し、静かな乗り心地を実現。

  • 故障リスク低減
     新型部品で安定稼働が長期間続く。

  • 遠隔監視システム対応
     24時間体制で異常を検知できるようになり、緊急対応が迅速化。


4. 制御盤更新工事の流れ

 

制御盤の更新は専門業者によって、次の手順で進められます。

  1. 現地調査(既存設備の確認)

  2. 工事計画の策定(停止時間や安全対策を含め調整)

  3. 既存制御盤の撤去

  4. 新しい制御盤の設置・配線

  5. 試運転・調整

  6. 安全確認・引き渡し

工期は1~2日で完了する場合もあれば、大規模なシステム更新では数日を要することもあります。


5. まとめ

 

制御盤の更新は、単なる機械交換ではなく、エレベーター全体の性能をリニューアルする重要工事です。


安全性・快適性・省エネ性のすべてを底上げするため、ビルオーナーやマンション管理組合にとって非常に重要な投資といえるでしょう。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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