
皆さんこんにちは!
埼玉県さいたま市を拠点にエレベーターやエスカレーターにおける修理・部品交換などの改修・リニューアル工事を行っている
株式会社ネクスト、更新担当の富山です。
目次
― ボタン一つに込められた「安全」と「信頼」を守る仕事 ―
エレベーターや昇降機には、必ず「操作盤(そうさばん)」が設置されています。
階数ボタン、開閉ボタン、非常ボタン、点灯ランプ、音声案内――。
利用者が触れる唯一の部分であり、“エレベーターの顔”とも呼ばれる装置です。
長年使われた操作盤は、ボタンが反応しづらくなったり、
表示ランプが暗く見えづらくなったりすることがあります。
中には、部品の供給が終了して修理が難しいケースも。
そんなときに行われるのが、操作盤の更新(リニューアル)工事です。
最新の操作盤は、LEDランプや高輝度ディスプレイを採用しており、
薄暗い場所でも階数や表示がはっきりと見えます。
ボタンの色分けや照光デザインにも工夫があり、
誰でも“直感的に操作できる設計”が主流です。
近年では、ユニバーサルデザインが重視されています。
点字表示、音声ガイド、低い位置への設置など、
高齢者や車椅子利用者にもやさしい設計にリニューアルされます。
見た目のデザインだけでなく、操作信号を伝える内部回路も最新化されます。
古いリレー式から電子基板制御へ置き換わることで、
反応速度が上がり、トラブル検知も正確になります。
ステンレスやヘアライン仕上げなど、外装の質感も一新。
ホテルやオフィスビルでは、デザイン性の高さも重要なポイントです。
事前調査・計画
現場の寸法、配線構造、電源系統を綿密に確認します。
既存の壁材や内装とのバランスを考えながら、新盤の仕様を決定。
製作・加工
現場ごとに寸法が違うため、操作盤はほとんどがオーダーメイド製作。
板金加工・印字・電子回路の配線まで、細部にこだわって作られます。
既存盤の撤去・新盤取付
古い操作盤を丁寧に取り外し、配線を整理して新しい盤を設置。
ここでは電気知識と正確な手作業が求められます。
動作試験・最終確認
ボタンの反応、表示灯、非常通報、電源バックアップなどをすべてチェック。
わずかな異常も見逃さない“安全確認”が欠かせません。
操作盤工事は、表には見えにくいけれど、利用者の安心を支える仕事です。
一つのボタン、一つの配線の違いが、快適さや安全性を左右します。
求められるのは、正確さ・丁寧さ・集中力。
ですが、すべてが完了してボタンが点灯した瞬間の達成感は格別です。
💬 「このエレベーター、俺が直したんだ」――
そんな誇りを感じられるのが、この仕事の魅力です。
次回もお楽しみに!
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埼玉県さいたま市を拠点にエレベーターやエスカレーターにおける修理・部品交換などの改修・リニューアル工事を行っております。
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